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本気のマペットがここにある！「ダーククリスタル」 LD版！！
マペットと言えばすぐに連想されるのが「セサミストリート」ですよね。日本でも教育テレビで超ロングラン番組として親しまれました。
そんなマペットの生みの親ジム・ヘンソンが、"子供だけでなく大人も取り込んだファンタジー映画を！"と、意欲をもって本気で制作した作品がこの「ダーククリスタル」です。
「ダーククリスタル」は、1982年(昭和57年)に公開された作品で、日本でもかなりのコアなファンを生み出しました。物語は、遥か未来、あるいは遠い昔の出来事。宇宙の礎を担っていた水晶が砕けた箏から端を発する。宇宙を創造した神々が伺うバランスが崩れ、平和と愛のミスティック種族と、残虐と悪のスケクス種族が誕生してしまう。優しさと共存を願うミスティックに対し、争いと憎しみのスケクスでは思想の一致など望めるはずもなく、パワーバランスはスケクスの実効支配といういびつな世が続いた。しかしこんなアンバランスがいつまでも続くはずがない。宇宙の意志はゲルフリンという仲介的な種族を誕生させ、砕けた水晶を元に戻す能力を与えて安定化の摂理を発動させる。これはスケクスにとっては論外の展開だ。純悪は純愛にはなれない。彼らはゲルフリンを根絶やしにしようと一方的な抗戦をもってゲルフリンの生存権の阻止に動いた。そんな中、風前の灯となったゲルフリンの生き残りの少年と少女が命がけの使命を果たそうと冒険する物語です。
５年以上の歳月をかけて、有志だけで集まったスタッフが制作した傑作です。もはやクッキーモンスターやビッグバードのイメージは無く、シリアスなマペットの共演はどこまでが人形でどこまでが実写なのか分からなくなるほどに完成度が高いものでした。1980年代のファンタジーの巨匠、スピルバーグやルーカスも絶賛した名作です。
ちなみに監督のジム・ヘンソンはマペットの制作はもちろん、主人公のジェンなどの操作もしています。長年の相棒のブライアン・メールに至っては操作だけでなく声までも何役もこなしていてスゴいです。
マペットは最初、ジム・ヘンソンが腕などにピンポン玉に黒い瞳を描いたものを２つ付けて、コミカルな腹話術をした事から始まったそうです。それで始まったのが子供向けの「セサミストリート」でした。日本でもすごく人気でしたよね。放送当時の日本は現代のように英語が身近な存在ではなく、６年以上も学校の必須科目で勉強する割には何も意義を成さないものでした。外国人を嫌煙するような風潮も多く残るそんな時代に、まして子供なんて英語からはかけ離れていたのに訳も分からず見ていましたよね。日本国内でもこの反響なのに、海外では計り知れません。ルーカスも「スターウォーズ」シリーズでヨーダの声をクッキーモンスターの声で！と依頼するくらいです。
同じ技術スタッフたちで製作された作品に「ラビリンス」がありますよね。若き日のジェニファーコネリーやロックアーティストのデビットボウイらが出て話題になったこれまた名作ですよね。
さて、この「ダーククリスタル」のLDですが、初回版にしてはとても良く出来ています。当時の画面ですからフルサイズの4：３画郭で収録されていて、音もVHSがまだモノラルの時代にステレオ音声です。ですが・・、オリジナルネガが見つからなかったのか劇場使用フィルムで記録されています。できればビデオ化する際にネガを倉庫から見つけ出してニュープリントにしてほしかったです・・。まぁ、現代のBDのように映像ソフトを使って疑似加工した動画を収録するよりはマシなのですけどね。(笑)
では、ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
LDについても少し余談なのですが、最近は、BDとかHD画質とかいう感じで、やたらと画面がクッキリ、ハッキリ、シャープになっていたりして、何んだかいろいろ画像編集したのが多く出ているような気がするのですが、当時の作品のほとんどがフィルムやビデオテープで撮影されています。当時の撮影機材で、そんなに高精細な画面が記録できるはずがありませんよね。できれば余計な事をせず記録されたままをビデオディスク化してほしいものですね。これはコレクターはもちろん、当時の映像作品を楽しみたい人たちの共通の気持ちではないでしょうか？その点、LDならほとんどが当時のままを記録していますし、余計な映像加工もほとんどされていませんので安心して見れますよね。(単にLDの時代には現代のような映像加工技術が進歩していなかったから。という意見もありますが・・)しかも、何といってもLD画質です！DVDやBDのようにMPEGを使ったコンピュータファイルを使用したものは、補助機材などを使わなくても、そこそこの鮮やかな画面が楽しめるのが特徴ですが、やはりコンピュータファイルですのでCDと同様で、記録されている映像や音楽などのデータのクオリティは固定されます。ですがLDは、デジタル技術を使ってはいますがアナログ媒体ですので、レコードプレーヤーが、レコード針やアンプ、フォノイコライザーやミキサーなどの補助機器を使用してお好みの高音質を楽しめるように、LDも、映像エンハンサーやスタビライザー、高画質化フィルターなどを組み合わせてこだわりの画質を演出させるのがイイですよね。でも・・、使用するLDプレーヤーや接続機材によって見え方が変わりますから。キレイな画質で観たいと思ったら、それなりの画像再生装置を搭載したプレーヤーや画像デコーダー装置を使わなければならないので、そこがデメリットとも言えますけどね。(笑)ですが、アナログ機器はそこが面白いからこだわりのマニアが生まれる訳なんですけどね。
それにしても、あのままLDが進化していたら・・、現代ではもっとスゴイ事になっていたかもしれませんね。１２㎝のブルーレイの容量を３０㎝のLDサイズに入れて表と裏の両面に２層書き込みしたとしたら・・、とんでもない容量になっていましたからね。(笑)
個人的にはLDの愛好家です。LDで出ている作品はできるだけLDで入手するようにしてますね。LDを推奨するみなさんの意見は様々です。「LD画質だから」なんといってもこの理由が一番多いですね。他には「字幕が当時の言い回しのままだから」とか、「変に映像をキレイにする加工せずフィルム画質だから」というのが一般的ですかねー。
この商品はいわゆるワンオーナーものです。商品内容は、ジャケット、解説紙、ディスクの３点です。ジャケットの状態は、年代の割にはキレイな感じだと思います。ディスクの状態は、目立った傷などもあまり気にならずキレイな方だと思います。ディスクに関しては当然ですが、こちらの環境下ではどれもディスクエラーなどは検出されませんでした。
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などはできませんのでご了承ください。
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