文春新書 エマニュエル・トッド 大野 舞 文藝春秋ダイサンジセカイタイセンハモウハジマッテイル エマニュエル・トッド オオノ マイ 発行年月:2022年06月17日 予約締切日:2022年05月09日 ページ数:208p サイズ:新書 ISBN:9784166613670 トッド,エマニュエル(Todd,Emmanuel) 1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に“予言” 大野舞(オオノマイ) 1983年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。パリ大学東アジア人文科学研究科博士課程所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 第三次世界大戦はもう始まっている(“冷酷な歴史家”として/「戦争の責任は米国とNATOにある」 ほか)/2 「ウクライナ問題」をつくったのはロシアでなくEUだ(「共同体」でなく「国益追求の道具」と化したEU/ウクライナに関心をもつ三国 ほか)/3 「ロシア恐怖症」は米国の衰退の現れだ(米露を“歴史的ペア”として分析する/なぜか悪化した米国の対露感情 ほか)/4 「ウクライナ戦争」の人類学(第二次世界大戦より第一次世界大戦に似ている/軍事面での予想外の事態 ほか) 本来、簡単に避けられたウクライナ戦争の原因と責任はプーチンではなく米国とNATOにある。事実上、米露の軍事衝突が始まり「世界大戦化」してしまった以上、戦争は容易には終わらず、露経済よりも西側経済の脆さが露呈してくるだろう。 本 人文・思想・社会 社会科学 新書 その他